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2009年1月12日 (月)

尺八が空中に

 近頃、お稽古でずっと指摘されていることは音の世界観のことです。全音とメリ音は音程が違うだけでなく、音の響きが全く違う世界を表現しているのです。したがって、ひとつの音を出すときに、正しい音程を出すというより、正しい響きをもつひとつの世界を強く感じて吹く必要があるのです。メリ音にもいくつかの段階があるので、それぞれ別の音の世界があるのです。ですから、演奏では一瞬にある世界から別の世界へ移動しなくてはいけないのです。
 尺八は正しい音程をとるのが難しい楽器です。音程は、尺八の歌口を唇でふさぐと低くなり、あけると高くなります。したがって、歌口と唇との位置関係のスムーズな調節は、尺八が空中にふわっと軽く浮いた状態でないとできません。これが難しくて、どうしても力がはいってスムーズに動いてくれません。いかに力を抜いて自由に尺八をスムーズに動かせるかが、今の課題です。

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