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2013年1月31日 (木)

歌口に密着

 先日のお稽古で、尺八の歌口を下唇から絶対に離してはいけない、という話がありました。どういうことかというと、下唇が歌口から離れると、音がぼやけてしまうというのです。そして、従来音程の調整するとき、メリカリという意識で尺八の操作をしてきましたが、これは必要ないというのです。では、どのように調整するのかというと、尺八の歌口にひらひらと紙がのった状態をイメージします。そして、この紙がひらひらと動いてできる歌口のすきまで、音程が調整されるのです。
 このひらひらと動く紙は、無重力状態のように全く力が加わらない状態です。しかし、ある音程を出すとなると、一瞬にしてすっと動いて、その音程を出すのに必要なすきまを作ることができるのです。このような動きをイメージして演奏すると、音程がぴったりと決まると言われました。

2013年1月30日 (水)

反作用で吹く

 先日のお稽古で、音を出す時に反作用の力を利用するとよいという話がありました。どういうことかというと、からだを乗り出して気合いを入れるのではなく、からだをぐっと引いて、気合いをぐっと内側にため込んでその反動で吹くのです。これまで、気合いを出すという意識が強くあり、身を前に乗り出して演奏する傾向がありました。しかし、より気合いを入れるために、いったん引いてから、ぐっと前に押し出す感じで演奏するのです。
 ちょっとした意識の変化なのですが、実際にやってみて、少し手応えがあったので、今後このことを意識して練習していきたいです。

2013年1月29日 (火)

大きな音を出すには

 先日のお稽古で、大きな音を出す時に、息の量は関係ないという話がありました。今まで、大きな音を出すには、息をたくさん入れたらよいと思っていました。しかし、大きな音を出すためにまず必要なのは、強さを感じる、強い気合いを入れることなのです。それさえあれば、自然とそれに必要な息が入るのです。精神的な強さがまずあって、その結果物理的な強さが自然と出てくるのです。
 大声を出す時、息をたくさん入れるという意識は全くありません。これと同じことが大きな音を出す時もいえるのです。ですから、大きな音を出す時に、息を入れるという意識は必要ではなく、強い気持ちを意識することが大切だ、ということがわかりました。

2013年1月28日 (月)

すざましい気迫

 先日のお稽古で、演奏での気迫についての話がありました。聞く人に共感してもらうには、ただならぬ気迫が必要なのです。恐ろしく、尋常でない、過激な気迫とはどのようなものかというと、命がけの真剣での戦いを連想してくださいと言われました。一瞬のすきもない気迫がその場にはあるというのです。
 真剣を構えている段階での気迫が、勝敗を決める大きな要因になります。つまり、演奏に置き換えると、音を出す前の段階での気迫が大切だということです。楽器を構えて、音を出すまでの少しの時間に気持ちを集中できるようにように、日頃の練習でも意識していきたいです。

2013年1月27日 (日)

聞くことに専念

 先日のお稽古で、聞くことの大切さについての話になりました。演奏中に楽譜を見ることばかりに気をとられず、自分の音をしっかり聞くことに専念するように言われました。その時気をつけることは、「音程」「音の鳴り」「音の間の取り方」の3つです。聞いて、それらを一つ一つをチェックして、すぐに修正しながら演奏するのです。
 しっかり聞いていると、素人で音楽的才能はなくても演奏の善し悪しはわかります。いい音楽、聞く人が心地よく感じる音楽をつくるうえで、演奏者自身がまず自分の音をしっかりきくことが重要なのですが、これがなかなか難しいと言われました。

2013年1月21日 (月)

めざす音楽とは?

 「インドの音楽は宇宙につながっているという世界を感じる音楽、ジャズは自分を解放していく音楽、音楽は最終的に調和だ」という内容のある音楽家の文章が新聞に掲載されていました。自分がめざす音楽とは?と考えさせられました。
 古典本曲にこころ惹かれ、練習してきました。なぜこころ惹かれのかとふりかえると、理屈ではないのです。古典本曲を聞いたり、演奏していると、何かとても懐かしく、こころが落ち着くのです。これが、今まで尺八を続けてきた一番の理由のような気がします。
 聞く人がほっとできて、こころが安らぎ、こころが満たされる音楽をめざしていきたいです。

2013年1月20日 (日)

こころを磨く

 響いた美しい音を出す時、どのような精神状態であれば好ましいか、考えてみました。思いつくままにあげてみると、集中、気迫、冷静、リラックス、謙虚、優しい、繊細、などが満ちあふれた状態かなと思います。
 さて、好ましい精神状態になるためにはどうすればよいのでしょうか。まず、身体面が健康であることが前提になります。その前提にたって、精神状態がいい場面を考えてみました。たとえば、素晴らしい音楽を聴いて感動したとき、海や山などの大自然に触れたとき、努力したことが報われたとき、自分のしたことで相手が喜んでくれたとき、などが思い浮かびました。
 つまり、一言でいうと、こころを磨くことが、いい音を出す大切な条件だと思います。具体的に何をしてこころを磨くかは人それぞれ違うとはずです。自分なりのこころの磨き方を考え、実行していきたいです。

2013年1月15日 (火)

無重力状態

 先日のお稽古で、音程を調節するとき、楽器の動きがすっとできていないと言われました。どうすればよいかというと、下唇と楽器の歌口は、軽く触れあっている状態を保ち、もっと自由に動くようにするのです。そして、音程を調節するときに、すっと正しい音程が取れる場所に移動させるのです。その様子は、あたかも無重力状態で楽器がふわふわ漂っていて、音を出すときに瞬間移動するようなイメージです。
 さらに、瞬間移動するときは、正しい音程に引力があって、そこに自然と引きつけられるように動くのです。そうすることにより、なめらかで自然な音楽の流れができるというのです。ただ、正しい音程の音を出せばよいというのではないのです。

2013年1月14日 (月)

心地よさの感覚を磨く

 先日のお稽古で、音の心地よさについてアドバイスを受けました。一つめは、音程についてです。音程を取るときに、目標とする音程に何の抵抗もなくスッと移動する、ということです。メリカリの操作もしますが、それを感じさせないように音程を決めるのです。二つめは、音のもつエネルギーについてです。場の力を強く感じて、まわりからエネルギーをもらい、音に命を宿らせるのです。
 音程、音のエネルギーなど、まず演奏している本人が心地よいと感じることが大切なことです。そのためには、日々心地よさの感覚を磨くことが重要だということになります。いろんな音楽をたくさんしっかり聴いて、心地よさの感覚を磨いていきたいです。

2013年1月 2日 (水)

音を出すまでが勝負

 先日のお稽古で、音を出していなくても気のエネルギーは存在する、という話を聞きました。つまり、音を出す前の段階で、どんな音が出るか決まっているというのです。これを改善するには、息を入れる前の心身の状態を、もっと冷静に分析する必要があります。
 息を入れる前は、お腹にぐっと力を入れ、唇は息の通る道、息の方向を定め、指は最初の音が出るように穴を閉じ、などいろんな作業を一瞬に行います。その時に、気のエネルギーを感じるという作業も必要なのです。そして、気のエネルギーは自分が頑張って出すものではなく、もらってくるものなのです。
 音を出すまでの準備作業がとても大切であるということを、改めて痛感しました。今後は、音を出すまでの練習をしていきたいです。

2013年1月 1日 (火)

もっと気のエネルギーを

 先日のお稽古で、もっと気のエネルギーを取り込んで下さい、言われました。自分から出すエネルギーではなくて、まわりからエネルギーをもらうのです。前から何度も言われているのですが、なかなかできません。
 手順として考えられるのは、まず、この世に存在するとてつもないエネルギーを頭の中で思い描きます。例えば、ビッグバンのエネルギーです。そして、そのエネルギーが音に乗り移っていくイメージを持ちながら演奏するのです。
 気のもつエネルギーを取り込むには、まわりのエネルギーの存在を信じ、そして、心身ともにリラックスして、集中して演奏することによって実現できるような気がします。それには、まず、自分自身の思考パターンをチェンジしていきたいです。

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