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2015年11月20日 (金)

すべての音に自由を

 先日のお稽古で、すべての音は自由が感じられなくてはいけない、というお話がありました。もっと開放された音、もっと脱力された音をめざすように言われました。余計な力が入ってしまうと、音の自由が奪われ、不自由な音になってしまうというのです。テンションを上げることは必要ですが、どうしても力が入ってしまうので、気をつけたいです。
 また、些細なことをおろそかにしてはいけない、ということを教えてもらいました。たとえば、音程は決して妥協してはいけない、音の余韻は最後まで緊張感を継続するなどです。ちょっとしたことですが、そのことに徹底してこだわり、追求することが、感動をもたらす音楽になるのです。日頃、見落として、気にかけずにやりすごしてしまいがちなことに、もっとこだわっていきたいです。

2015年11月 5日 (木)

日本の伝統文化を

 先日のお稽古で、日本の伝統文化をもっと大切にする社会になってほしい、という話が出ました。尺八だけではないですが、自分の国の文化にもっと誇りを持ち、世界の人々にアピールしていくことが、国際社会では必要なのに、そうはなっていないのが実情ではないでしょうか。
 尺八をしていると、日本独自の文化に触れる機会があります。たとえば、私自身の例で言うと、演奏会で和服を着ることです。また、尺八の古くから伝わっている曲は、日本独自のもので、他の国にはないものです。そこには、日本に伝わる日本人の感性が凝縮されています。それを演奏を通じて体感することができます。
 このように、尺八を演奏することは、より多くの日本の魅力を知ったり、体験できるきっかけになるように思います。これまで細々と続けてきてよかったと思いますし、今後も末永く続けていきたいです。

2015年11月 4日 (水)

出しにくい音の魅力

 先日のお稽古で、尺八の曲で海童道の曲は、出しにくい音が中心に構成されている、という話がありました。すぐに出る音ばかりの曲はおもしろくなく、出しにくい音をすっとさりげなく出す所に魅力があるというのです。この出しにくい音というのは、演奏者にとってはやっかいな存在なのですが、それを逆手にとって魅力にしているのです。
 大きく響きわたる全音も大切ですが、大きな音にはならないが、メリ音もそれ以上の大切なのです。メリ音は、音を出そうとがんばるのではなく、もっと力を抜いて演奏しなくてはいけないのです。そして、音量は小さくても独特の調和した美しい響きが大切なのです。
 全音の大きく響く音も大切ですが、それと同じくらいメリ音の小さくても味のある響きを大切にしていきたいです。

2015年11月 3日 (火)

自由度を持たせる

 先日のお稽古で、期待される音程をすっと出すためには、その音に自由度が必要だという話がありました。どういうことかというと、ある音の正しい音程を出すには、その音程付近の音がすっと出せないとだめなのです。ある音程付近の音を自由に出せることが、その音に自由度があるということになります。
 例え話で教えていただいたのは、海の深さが音程だとすると、ある音を出すとき、その音のすぐ下に海底があると、海底にぶつかりそうになり、ある音は出しにくいのです。しかし、その海底がもう少し深い所にあると、ある音は出しやすいのです。ある音から海底までの距離がその音の自由度ということになります。
 この話は、頭の中では理解できたのですが、今後練習で意識して、期待される音程の音をすっと出せるようにしたいです。

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