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2016年10月23日 (日)

条件設定に徹する

 先日のお稽古で、条件設定に徹するように言われました。条件設定さえ完璧にできれば、後は何も考えないほうが、良い音楽になるというのです。
 ですから、自分が音楽に対して余計なお世話をすると、その音楽は本来のよさを失ってしまうのです。音楽を演奏するのは自分なのですが、出てくる音楽は、自分とは無関係です。音楽は曲そのものが厳然とした芸術性を持っていて、演奏者はただひたすらその芸術性の命令に従って、音の出る条件設定をすると、その結果、良い音楽になるのです。
 この考え方だと、演奏者は曲想をあれこれ考える必要はなく、ただ命令にひたすら従って条件設定に徹するだけで、自然と良い音楽ができます。この考え方を、聞いた時はなかなか理解できませんでしたが、最近ようやく分かってきました。

2016年10月22日 (土)

非合理的

 先日のお稽古で、非合理的なことの大切さ、という話なりました。尺八でたとえると、琴古流は非合理的でと都山流が合理的だというのです。その理由は、琴古流より都山流の方が、細かい装飾音や出しづらい音が少なく、シンプルで演奏しやすいアレンジが多いからです。ですから、演奏しやすく合理的だというのです。それに対して、琴古流は面倒で手のかかるアレンジが多く、演奏しにくく、非合理的なのです。しかし、その非合理的なところが琴古流の良さではないか、というのです。
 合理的なことばかりを追求していくとどうなるのか。尺八に限らず、世間で一見非合理的に思えることが、実はとても大切なのではないか、ということを考えさせられました。

2016年10月20日 (木)

自由自在な演奏

 先日のお稽古で、本当に自由自在な演奏をするにはどうすればよいか、という話になりました。そのために大切なことは、もっと余裕を持って演奏すること、という説明がありました。そして、紙一重の違いにこだわって、全ての条件設定がもっと速くできるようにしなさい、と言われました。
 条件設定が速くできると、すっと無理なく音を出すことが可能になり、そのことにより自由な空間が広げることができるというのです。そして、自然とスピード感がでて、自由自在な心地よい演奏になるのです。逆に、音を出すことにもたもたした印象があると、自由な空間をつくることはできません。
 自由自在な演奏をするために、より速く条件設定ができることを意識した練習をしていきたいです。

2016年10月19日 (水)

常に修正を

 先日のお稽古で、演奏している間は、唇の歌口の位置関係を、常によく響くポイントに修正を続けることが大切だ、という話がありました。修正するタイミングはブレスする時です。
 たとえで、ピストルの例で説明がありました。ピストルを一度撃つと、撃った反動でピストルを構えた位置が少しずれるので、撃った後に位置をすぐに修正しないと、次に撃つ時に正確な射撃ができない。これと同じことだというのです。
 少しずつ修正するのではなく、タイミングをみはからって、一気に修正するのです。この修正が無意識にできるようになると、演奏がぐっと安定する、と言われました。
 とても基本的なことですが、毎日の練習であまり意識できていないと思いました。今後の練習に、是非とも生かしていきたいです。

2016年10月16日 (日)

錦秋の会2016

 門下生発表会である錦秋の会に出演しました。仕事の都合で2年か3年出演できなかったので、久しぶりでした。
 自分自身の演奏は、前回よりは一歩前進したと思います。さほど緊張することもなく、落ち着いて演奏できました。
 発表会で学んだことがいくつかあります。一つめは、乙のロの音がすごく響く演奏がありました。後で、演奏者にコツをアドバイスしてもらいました。今後の練習で意識して取り組みたいです。
 二つめは、曲全体の印象はまずまずだったのですが、曲の冒頭の音がすばらしい演奏がありました。一つの音の大切さを改めて痛感しました。
 三つめは、奏法に対する考え方を変えることが大切か、ということを再認識しました。これは、簡単なようでなかなか難しい課題です。練習の時に、今までの奏法をリセットするようにしたいです。
 演奏会でライブの演奏を聞くことの重要性を実感させてくれた、今回の門下生発表会でした。参加された皆様、ありがとうございました。

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